このユニークなデザインは川の流れを表しているのだろうか?
ナマズの形や鯉を模した石が波型に埋め込まれた瓦とともに置かれている。巴波川の流れを象徴しているとも見える。
なかなかのアートな空間を作っていて、見ていて、とても楽しく、心が癒される。
この場所は、昨年7月「重要伝統的建造物群保存地区」に指定された嘉右衛門町にある老舗の味噌屋、油伝の味噌蔵の北側に隣接する路地にある。 油伝味噌の建物も当然ながら伝統的建造物で国指定登録有形文化財だ。 その文化財をより良い状態で保ち、しかも、多くの人々に気持ち良く見てもらうようにとの配慮ではないかと思え、オーナーのそうした心遣いに大いに感銘するものだ。
大きな蔵の北側の細い路地というと、往々にしてゴミの不法投棄の場所になったり、心ない犬の飼い主は犬の糞をそのまま放置したり、夜間などは酔っ払いが立小便をする場所にもなったりする。こうした事への抑止になることに加えて、油伝の配慮は街の美化に留まらず活性化にも繋がるのではと思いつつ、シャッターを切った。


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