2013/08/29

秋海棠が盛りの出流ふれあいの森


栃木市出流(いづる)地区にある出流ふれあいの森には秋海棠の群生地がある。例年9月に入ってから見ごろを迎えるが、今年の咲きだしは10日ほど早いとの話を耳にした。そこで、出かけてみた。 正に見ごろであった。 例年なら写真愛好家が大勢押し寄せていて、渓流の中にまで写真を撮る人を目にしたものだ。、今年はまだそれ程の人出ではなかった。 その様なわけで、心行くまで撮影を楽しむことができた。
出流には更なる楽しみがある。 出流名物の蕎麦だ。 出流山満願寺の門前周辺は味自慢の蕎麦屋が十数軒も集まるそば処だ。 爽やかな風味とのど越しの良い蕎麦でしめくくった撮影行であった。






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2013/07/05

紫陽花の咲く古刹


紫陽花寺と言ってよいほどに沢山の紫陽花が参道に咲き乱れる。参道だけではなく、山門をくぐった先にも見事な紫陽花が続く。 ここは栃木市大平町にある曹洞宗の古刹、大中寺だ。太平山あじさい坂と並んで紫陽花の名所だが、東京方面から大型の観光バスで沢山の観光客が訪れるあじさい坂とは対照的に、訪れる人の数は少なく、静謐な境内で心行くまでアジサイを愛でる事が出来る。更に、忘れてならないこの寺の売りは「大中寺の七不思議伝説」だ。さて、どんな不思議があるのか? 興味のある方は是非訪ねてみることを勧める。

あじさい坂の風情

2013/04/11

蔵の街、おじいさんのアルバムから


いかにも古そうな、本当におじいさんのアルバムから拝借したような写真だ。
栃木の蔵の街はこのような古色蒼然とした雰囲気の写真が良く似合う。

実は、数日前に撮ったばかりの写真で、レタッチ・ソフトを使い、チョッとお遊びをした。
これも、デジタル写真の面白さだ。写真を撮るという行為そのものは当然ながら面白い。一方、撮影後にこのような処理をパソコンの上で行い遊ぶのもまた実に楽しい。ディジタル・カメラならではの醍醐味だ。
われわれ年代の写真仲間には、「ディジタル・カメラなんてとんでもない」とフィルムでこそ写真の王道と言わんばかりの御仁が結構いて、ディジタルには見向きもしない。リヴァーサル・フィルムの色彩階調の豊かさ、大きく引き伸ばした際のトーンは確かにフィルムが勝ると思う。しかし、ディジタルも日進月歩の進化を遂げ、いまや、十分にフィルムに伍していけるところまで来た。ディジタル・カメラ万歳‼‼

因みに、上の写真のオリジナルが下の写真だ。


2013/04/10

蔵の街栃木、裏路地のアート


このユニークなデザインは川の流れを表しているのだろうか? 
ナマズの形や鯉を模した石が波型に埋め込まれた瓦とともに置かれている。巴波川の流れを象徴しているとも見える。
なかなかのアートな空間を作っていて、見ていて、とても楽しく、心が癒される。
この場所は、昨年7月「重要伝統的建造物群保存地区」に指定された嘉右衛門町にある老舗の味噌屋、油伝の味噌蔵の北側に隣接する路地にある。 油伝味噌の建物も当然ながら伝統的建造物で国指定登録有形文化財だ。 その文化財をより良い状態で保ち、しかも、多くの人々に気持ち良く見てもらうようにとの配慮ではないかと思え、オーナーのそうした心遣いに大いに感銘するものだ。
大きな蔵の北側の細い路地というと、往々にしてゴミの不法投棄の場所になったり、心ない犬の飼い主は犬の糞をそのまま放置したり、夜間などは酔っ払いが立小便をする場所にもなったりする。こうした事への抑止になることに加えて、油伝の配慮は街の美化に留まらず活性化にも繋がるのではと思いつつ、シャッターを切った。


2013/04/09

蔵の街、とちぎの粋なシャッター


蔵の街、栃木の駅から続くメインストリートから外れ、裏通りを歩いていたら粋なシャッターに出くわした。シャッターに描かれた絵がとても粋なのだ。彩色は黒、スカイブルーに若干の白の3色のみだが、躍動感あふれる火消しの絵柄は力強い。見事な意匠にしばし見惚れていた。
この絵柄でわかるとおり、これは、栃木市消防本部の施設であった。建物横には栃木消防本部の研修施設、資料室である旨の表示板があった。シャッターの裏には特別な消防車でも格納されているのだろうか?
偶然にこのような素敵な場面に出くわす事は街歩きの醍醐味であり面白さなのだ。だから、止められない。
そして、建物の横手に回ると、いまや希少な存在となった公衆電話まで残されていた。半開きのドアーは、いまだに利用者が居る事を物語っているようだ。


2013/04/08

蔵の街 栃木の花見 その2


市内のお花見スポット其の2は「うずま公園」だ。ここは巴波川沿いに咲く菜の花とのコラボが美しい。 園内には数本の桜の木があって、十分に花見気分を味わえる。ビニールシートを敷いてお弁当を食べるくらいの若干のスペースはある。しかし、それほど広い公園ではなく、閑静な住宅地とも近いため、花見酒を飲みながらの大騒ぎは控えたい。ここは、川の堰を落ちる流れに耳を傾けながら静かに花を愛でる場所だ。

第三の市内のお勧めの場所は神明宮とそれに隣接する第二公園だ。神明宮は拝殿と本殿の間に見事な桜がある。また、第二公園は西側に3本ほどの大きな桜の木がある。カヤの老木の回りに設えられたベンチに腰掛け、のんびりとお花見気分に浸れる。



2013/04/07

蔵の街、とちぎの花見


栃木の花見と言えば何といっても太平山を先ず思い浮かべる。しかし、多くの人出に加え、錦着山から謙信平にかけての細い山道が車の列で埋まってしまう事を考えると二の足を踏む。
それよりも、市内を散策しながら花見スポットを探し歩くほうがよっぽど健康に良い。一番のお勧めはここだ。写真は巴波川沿いで横山郷土館の対岸にある「茶房蔵や」の店先だ。商店の店先だから、ビニールシートを広げて花見の酒盛りというわけにはさすがに行かない。が、店の縁台に腰掛け抹茶やコーヒーをたのみ、桜を愛で、巴波川の鯉も一緒に観賞するのも悪くない。今年は桜の開花が早く、桜と鯉幟のコラボは残念ながらタイミングがずれてしまった。


2013/04/06

蔵の街 栃木のB級グルメ


栃木のB級グルメといえば「ジャガイモ入り焼きそば」だ。芳しいソース焼きそばにたっぷりと茹でたジャガイモが入っている。40年続くこの店の60代と思しきご主人の話では、子供の時分からこの焼きそばを食べていたという。昔、物不足の時代、ボリュームを出すためにジャガイモを入れるようになったのではとの説明であった。甘辛いソースの絡んだ麺はビールとも相性抜群であった。確かにボリューム満点で、満腹、満足の一食であった。
このジャガイモ入り焼きそばに加えて、栃木市ではかんぴょうの粉で作った「夕顔ラーメン」を看板にするラーメン店も多い。

2013/04/05

穏やかな風景、蔵の街栃木


蔵の街、栃木市内の絵になる一角の佇まいだ。のんびりとした風情は日常の忙しさをしばし忘れさせてくれる。一見、運河にも見える流れは巴波川だ。巴波川と書き「うずまがわ」と読む。遠景に見える橋は幸來橋(こうらいばし)だ。
例幣使街道の宿場町として、江戸時代に最盛期を迎えたこの栃木の街は、巴波川の水運により江戸と結ばれていた。周辺の産品がこの河岸から江戸に送られ、更に、日光東照宮の改修や大猷院霊廟造営の折には江戸から多くの資材や職人がこの河岸に上がった後、例幣使街道を通って日光へ向かったという。この街にしばし滞在したという喜多川歌麿も江戸からこの河岸に着いたのだろうか?
明治期に入り鉄道が隣町の小山に開通したのちは、巴波川の水運も衰退の一途を辿った。

2013/04/04

Lydieのつくウソとは?


嘉右衛門町の例幣使街道沿いにある店だ。「リディー(或いは、ライディ)はチョッとした嘘をつきます。」というドアーに記されたコピーが面白い。さて、どんな嘘で客を楽しませるのか?ガラス越しに店内をのぞくと、どうも小物やアクセサリー、そしてバッグ、男の私にはあまり縁がなさそうだった。入るか入らないか、逡巡しながら店をのぞいていたところ、店員と思しき女性からは、如何にも胡散臭いといいたげな眼差しで睨まれてしまった。

2013/04/03

芸術的サインポスト


栃木市内のブラブラ散歩の折見つけたちょっと芸術的な看板だった。時もよし、お茶にしようと思ったが、既に店は廃業した様子であった。店のある建物はレトロで、大正時代の建築だと言う佇まいは文化財に指定されても不思議ではない。こうした店が減ってゆくのは残念な気がする。
閉店の理由はいろいろ有るだろう。店主が老齢化した。店の佇まいとは裏腹にメニューがお粗末で人気が落ちた。観光客が思ったほどに来ない。さて、廃業の理由は?

下の写真は数年前に撮ったcafe 15の佇まい。(my image archive より)            

2013/04/01

瓦の美


蔵の街として観光客誘致で街の活性化を図る栃木市。その街の一角を切り取ったショットだ。土塀の上の瓦の美しさに魅かれ被写体の主題とした。奥の白壁の建物は公衆トイレだった。
ついでに利用させてもらった。掃除が行き届いており、清潔感もあり気持ち良く使わせていただいた。

2013/03/27

蔵の街とちぎの花の里

大柿のカタクリの里で撮影


栃木市都賀町大柿には春の花の見所がたくさんある。中でも、カタクリの里は、この地域の中では随一の見所だ。都賀カントリークラブのある山の北斜面にはカタクリの大群生地がある。そして、ここではアズマイチゲとカタクリの競演を楽しむ事が出来る。
次なる見所は大柿花山という私設の植物園だ。ロウバイから始まってカタクリ、紅梅、白梅、ユキワリソウ、スノウドロップ、コブシ、モクレン、トサミズキ、アセビ、ミツマタ、クリスマスローズ、ハナモモなどなど。さらに、サクラは言うに及ばず、また、椿はその種類が半端ではない。
近くの龍興寺という曹洞宗の古刹に咲く枝垂れ桜も素晴らしい。
というわけで、毎年、この時期は大柿通いで忙しい。

 大柿花山に咲くシデコブシと下はハナモモ




2013/02/21

とちぎの春は星野から






















四季の森に咲くセツブンソウ

蔵の街とちぎの春は星野の里から始まる。
星野にある四季の森では2月に入るとロウバイの花が見ごろを迎え、花の香しさが里を包む。しばし、時を置き、次は節分草が可憐な姿を現す。この時期、カメラを携えた老若男女が引きも切らずに訪れる。空気はまだまだ冬の冷たさだが、花を愛でる訪問者の喜びの声が弾む。気分は春だ。
そして、桜の散る季節まで、紅梅、水仙、カタクリ、ミツマタ、レンギョウと様々な花がこの里を彩る。
このように見事な花を毎年咲かせるには、年間を通した地元の方々のたゆまぬ努力のたまものだと感謝せずにはいられない。

四季の森に咲くロウバイ