2010/04/12

鯉幟の下を


Tourists on board, originally uploaded by photoholic's images.

観光客が鯉幟の下を川下り。 
4月に入ると栃木市の中心を流れる巴波川(うずまがわ)には無数の鯉幟が飾られる。
これについては、せっかくの蔵の重厚な景観が台無しになるという意見の観光客がいる一方、季節感があって楽しいという観光客も。
さて、あなたはどちらの意見?

撮影データ:EOS40D EF-S18-85mm F4-5.6 IS USM 1/100 f/7.1 ISO200 絞り優先AE

2010/04/11

女船頭さん


蔵の街として観光客誘致に力を入れる栃木市の中心を流れる巴波川(うずまがわ)では、女性の船頭さんが鮮やかな棹さばきの傍ら、川筋にある古い蔵の来歴などを説明してくれる。対岸の古い蔵は江戸時代からの材木問屋の蔵で、ここから、江戸深川まで約160キロを船で材木を運んだというような説明を聞くことができる。「蔵の街へこらっせ」がこの街の観光キャッチ・フレーズだ。

撮影データ:EOS40D EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM 1/50 f/8 ISO200 絞り優先AE

2010/04/08

蔵の街美術館


善野家という豪商の土蔵でかつては米蔵であった。通称おたすけ蔵と呼ばれている。その所以は江戸末期に困窮者救済のため多くの米を無償で放出したことによる。同じような蔵が三棟あるが、写真の蔵は西側の棟で天保11年(1840年)の建築といわれている。全三棟とも現在は栃木市立蔵の街美術館として再生活用されている。
美術館の全景はこちらをご覧ください。

撮影データ:EOS40D EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM, 1/125 f/9 ISO200 絞り優先AE

2010/04/05

ファインダー越しの白昼夢



裏通りからさらに路地に入ったところに佇む古い二階家があった。この場所だけ、すっかり時代から取り残され、大正時代へタイムスリップしたような印象を受ける。二階の手すり越しから洗い髪に薄化粧をした浴衣掛けの女性が声をかけてきそうな白昼夢をファインダー越しに見た。

撮影データ:EOS40D EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM 1/30 f/9.0 +0.7EV IS0200 絞り優先AE

2010/04/02

赤い鎧戸のある窓



栃木市は明治初期には県庁所在地であった。古くは江戸とを結ぶ舟運(利根川、渡良瀬川を経て巴波川に至る河川交通)の町として、とくに、徳川家康の没後、日光東照宮の造営がはじまると資材や職人が船でここ栃木まで運ばれた。陸揚げされたのちは陸路にて日光まで運搬された。このため、交通の要衝として、さらに、江戸に運ぶ地域の産物の集積地として発展した。また、東照宮造営後は天皇の使者である例幣使が日光と京都を行き来する街道(日光例幣使街道)の宿場町としても栄える事となった。このため、隆盛を極めた商人の店蔵、土蔵が今でも多く残っている。この写真の蔵は土蔵ではなく、大谷石でできた石蔵であり、明治後期もしくは大正時代のものと思われる。赤い鎧扉が印象的であったので、この部分を手前の芽吹いた木とともに切り取った。

撮影データ:EOS40D Carl Zeiss Planar T*1.4 50mm 1/40 f/7.1 ISO200 絞り優先AE