どこか懐かしさを覚える佇まいである。昭和20年代にできた店だそうである。今でも、筆記用具の販売のかたわら万年筆の修理を引き受けている。
修理を引き受ける店主は80歳を超えようかという年代である。
万年筆と言えば、中学、高校、大学の入学祝いに贈られることが多かった。社会人になるときもそうだった。筆記用具が多様化した現代、そして安直なボールペンが幅を利かせている現代にも関わらず、万年筆の存在をアピールしているように見える。
若いころ、モンブランの万年筆を欲しいと思った。そして、サラリーマンとしてそれなりの地位に就いた折、モンブランの万年筆とボールペンのセットを手に入れた。そのセット、今では机の引き出しの奥深くに眠っている。
taken by Canon EOS10D with EF28-105mm 1:3.5-5.6 USM, 1/1000 f/9.5 ISO400 Aperture Priority AE
